地下タンクを使用していると、タンク底部にスラッジ(錆や油分、水分等の汚泥)が溜まります。これらが水分と結合することによってタンク壁面が腐食劣化してピンホールとなり、漏洩事故に繋がる危険性が増します。
タンク上部に人が入れるマンホールがある場合、タンクの中身を抜き取りタンク清掃員が内部に侵入し、タンク底部に溜まったスラッジを完全に除去し、油を中和する特殊な薬剤による高圧洗浄でタンク内部を洗浄し、綺麗に拭き取りまで実施します。
この方法は完全にスラッジ等を除去することが可能です。
地下タンクの劣化を防ぎ寿命を延ばす方法としては、一番低コストの方法となります。
地下タンク内部清掃中
地下タンク内部清掃後
地下タンクを使用していると、タンク底部にスラッジ(錆や油分、水分等の汚泥)が溜まります。これらが水分と結合することによってタンク壁面が腐食劣化してピンホールとなり、漏洩事故に繋がる危険性が増します。
タンク底部に溜まった水を抜く場合も循環濾過清掃が有効です。
タンク上部に人が入れるマンホールが無い場合、タンク上部配管からパイプを挿入し、タンク底部の水分やスラッジを燃料ごと吸い上げ、専用のフィルターで濾過し、油のみをタンクに戻します。
地下タンクの清掃作業としては最も低コストですが、スラッジを完全に取り除くことは出来ませんので、毎年~2、3年毎の定期的な循環清掃が地下タンクの老朽化防止として有効です。